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子犬の育て方

コミュニケーション

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ワンちゃんとのアイコンタクトは~?

~トレーニングの前に~

愛犬のしつけをする前に「アイコンタクト」から始めて下さい。

普段愛犬とどれくらいの頻度でアイコンタクトをしていますか?

「アイコンタクト」は全てのしつけの基礎だと言われるほど大切な動作です。

 本当は目を合わせる事が苦手ですが、「目を合わせる」、「注目させる」という行為だけではなく、

愛犬と主人がお互いにアイコンタクトし合えるのは信頼関係が出来ている証拠です。

■愛犬にとってアイコンタクトが何故大事なのか?

 

犬に限らず、動物は目を合わせる事を嫌います。

「目を合わせる」という行為は動物にとって相手への挑戦の意味があるからです。

本当は犬も目を合わせる事が苦手ですが、飼い主とリラックスして目を合わせていられるのは犬が飼い主を

信頼しているからです。

さて、ワンちゃんにとってアイコンタクトするという事はどんな意味があるのでしょうか?

日常生活でのアイコンタクトは安全を守る為に必要です。散歩に出れば様々な事が起こります。

その時にワンちゃんを安全に導き、動かし、制止させる為にアイコンタクトをします。

例えば散歩の時道路へ飛び出したり、他の所へいきなり走り出したその時に犬を安全に導き、動かし、

制止させる為にアイコンタクトをします。

普段しつけが出来ている大人しいワンちゃんでも、他の犬を追い回したりする場合があります。

アイコンタクトが出来れば、犬をコントロールでき、注意をこちらに向けられます。

飼い主に注目させるという事は、飼い主からの命令を聞く態勢ができているという事です。

ワンちゃんが飼い主の呼びかけに応えて、反応し行動する。「犬のアイコンタクト」の大きな意味です。

しかし、いきなりアイコンタクトのしつけから始めるのでなく、少なくとも「名前を呼ぶと反応してくれる」と

いう状態ができないと意味がありません。まずは自分の名前を覚えさせる事から始めて下さい。

 

■飼い主とワンちゃんとのコミュニケーションの第一歩。

 

STEP❶ 名前を覚えてもらいましょう。

名前を呼ぶ素振りを見せないで、突然ワンちゃんの名前を呼びます。その時にワンちゃんがこっちを向いたら

褒めてあげましょう。トレーニング方法はそれだけですが、どこででもアイコンタクトが取れるようになる為には

根気強い練習が必要です。

STEP❷ 褒め言葉とおやつをあげましょう。

名前を呼んだら反応し、アイコンタクトが出来たら褒めておやつをあげましょう。

家族で褒める言葉を「いい子」「よしよしいい子」等と統一しておく事も大切です。

STEP❸ 集中できるような環境を整えて下さい。

ワンちゃんが集中できる環境作りも大切です。

近くに好きなおもちゃやおやつがある、他の犬が遊んでいるような場所では集中できません。

アイコンタクトはすぐにできるものではありません。愛情を持って根気強く続ける事が大事です。

STEP❹ 状況を少しずつ変えて色んな場面でチャレンジしてみましょう。

最初は近くにいる状態から始めます。ワンちゃんが視線を外している時に突然名前を呼びましょう。

その呼びかけに応じてこちらの目を見れば成功なのでその時は褒めてあげましょう。

最初はおやつをあげて褒める事がベストです。呼んだらこちらを向きはするが、落ち着きなく動き回ったり、

視線が定まらない場合は何度も名前を呼ばないようにして下さい。

少しの間でも動きを止めて目と目が合った瞬間を狙って褒めてあげましょう。

STEP❺ どんな時でもアイコンタクトができるようにしましょう。

気を散らした状態で試してみて下さい。次は周りに気の散るものがたくさんある状況でもアイコンタクトが取れる

ようにする練習です。散歩中やおもちゃで遊んでいる時、他に人が居る時など、様々な場合で試してみましょう。

ワンちゃんの集中力は一般に15分と言われているので、無理をしないで楽しみながらトレーニングを

行いましょう。お互いの信頼関係が出来ていると、愛犬は絶えず主人に対しアイコンタクトをして来ます。

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